ソーシャルレンディングのリスクによって大損するケースとは?
カテゴリ:トラブル・リスク対策

新しい金融商品として、ソーシャルレンディング業者を利用する方々が増えてきています。
しかし、ソーシャルレンディング自体、まだ認知度が高くないのも事実です。利用者の中には、ソーシャルレンディングの仕組みをよくわかっていない方もいるのではないでしょうか。
ソーシャルレンディングとは、簡単に説明すると「お金を借りたい人」と「投資をしたい人」をインターネットを利用して結びつける融資仲介サービスのことです。
投資で有名なのはFXや株ですが、近年ソーシャルレンディングで投資をして利益を得ている投資家も増えてきています。しかし、金融商品になるのでリスクの不安はありますね。
ですが人は、リスク=危険なことについて関心を示す傾向があります。なぜなら、危険を避け、安全な道を渡りたいからです。
当サイトでもよくリスクに関しての記事が読まれています。つまり、リスクは一番気になる点であり、知っておきたいことなのでしょう。
そこで、ソーシャルレンディングをよく知らない、または投資を始める前にリスクについて知りたいという方に必見!ソーシャルレンディングで考えられるリスクと、それによって大損するケースを紹介していきます。
もくじ
リスクによって大損する?

さて、ソーシャルレンディングで考えられるリスクによって、大損するケースを分かりやすいように具体例を使って見ていきましょう。
例えば、ソーシャルレンディング業者に掲載している1案件に100万円を投資したとします。後は運営期間が終了し、利益や投資金が返済されるまで投資家は待つだけです。
しかし、運用期間の終了を待たずして、投資先のプロジェクトが上手くいかず、返済できない事態となってしまいました。このことを「貸し倒れ」といいます。
貸し倒れが起こったら投資金はどうなる?
この貸し倒れが起こってしまうと、投資家は利益を得ることなく、さらに投資していた資金、上記の具体例でいうと100万円全てが失われてしまうのです。
ちなみに、貸し倒れが起きた場合、ソーシャルレンディング業者は投資家と借り手の間に入る仲介業者なので、返済をソーシャルレンディング業者に求めても投資金は返済されません。
返済をしなければならない借り手は、貸し倒れが起こった場合、返済能力が低下しているため返済は望めないでしょう。
だからこそ、この貸し倒れは投資家が一番避けたい最大のリスクとなっています。ですが、ソーシャルレンディングは金融商品であるため、リスクを完全に避けるということはできません。
しかし、リスクを避けることができなくても、ある方法を使ってリスクを軽減させることができます!
貸し倒れリスクを軽減?その方法とは

上記でお話したように、貸し倒れリスクはある方法を使うことで軽減させることができます。その方法を2つ紹介しましょう。
投資先を分散する分散投資!
まず紹介するのは、「分散投資」という投資方法です。先程の具体例は、1案件に投資金100万円全てを投資し、貸し倒れが起きてしまったことにより、100万円全てを失ってしまったケースでした。では、分散投資をすることでどんな効果があるのでしょうか。
もう一度、具体例を使って、分散投資を見ていきましょう。
例えば、投資する100万円を1案件に絞らず、複数の投資先に100万円を分散して投資するとします。そして、分散先のどこかに貸し倒れが起きても、他の案件が無事であれば、100万円の投資金全てを失うことはないのです。
不動産に特化したオーナーズブック(OwnersBook)や、複数の種類の案件を取り扱うクラウドバンク(CrowdBank)などは、1万円からの少額投資ができ、分散投資にもおすすめな業者になります!
担保つきの案件を要チェック!
次に紹介するのは、担保付きの案件に投資することにより、リスク軽減させる方法です。
案件にもよりますが、担保が付いている案件があればできるだけその案件に投資しましょう。
なぜなら、担保付きの案件に投資していれば、貸し倒れが起きた場合に、一部の投資金が返済される可能性があるからです。
本来、貸し倒れは投資金が全て失われるリスク。しかし、担保がついている案件はその担保を売ることにより、発生する担保評価額が借入金額と同等の額か、または借入金額より高い場合、売れた担保の金額から投資金が返済されることがあります。(担保評価額の詳しい説明はコチラから)
しかし、担保付きだからといって必ず返済される保証はないので、常にリスクは意識して投資してください。
ちなみに、先程紹介したオーナーズブックは全案件に担保がついているのでこの方法に一番適しています。さらに、業界最大手業者として、多くの人が利用している業者maneo(マネオ)も全てではありませんが、担保付きの案件があるので要チェックです!
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ソーシャルレンディングで考えられるリスクとは!?
実際にソーシャルレンディングで大損した人はいるの?
では、実際にソーシャルレンディングを利用して大損した人はいるのでしょうか?ソーシャルレンディングのブロガーで有名な【けにごろうさん】の投資を参考に調査してみました!
ソーシャルレンディングを利用して7年経つ、けにごろうさん。7年間ソーシャルレンディングを利用していた間に、損失はなかったのでしょうか?
調べてみると、けにごろうさんが7年間で損失した投資額は5000円ほど損をしたという結果になったようです。損失した原因は、投資した金額の一部が返済されないことが、何度かあったとのことでした。しかし、損失した額を見る限り大損したわけではないようですね。
では、損失とは逆にソーシャルレンディングを利用して、どのくらい儲かったのでしょうか?けにごろうさんの場合、7年間でなんと200件のファンドに投資をしており、年間50~60万円ほど儲かったそうです!
ソーシャルレンディングを利用して儲かるの?と疑問に思う方は多いと思いますが、けにごろうさんのように、実際に儲かったという話がでていると、一概にソーシャルレンディングでは儲けが出ないとは言えないのではないでしょうか。
しかし、ただ単に投資するファンドが多ければ儲かるということではありません。やはり、どこの業者と案件を選ぶかにも投資をする際に大事なので、十分に注意しましょう。
ソーシャルレンディング大損のまとめ
ソーシャルレンディングを運営する数多くの業者は、貸し倒れリスクを極力軽減させるためにあらゆる対策を講じています。
しかし、私たち投資家も貸し倒れリスクに対する意識と、できる限りのリスク対策を自分からとって、投資にチャレンジすることが大事なのではないでしょうか。
そこで、最後に大損しないためになにが大事なのか確認しておきましょう。
・分散投資をする。1つの投資先だけでは、貸し倒れリスクが起きた場合、投資金を全て失ってしまうので、これこそ大損になる可能性が高いです。よって、全ての投資金を1つの投資先ではなく復数の投資先へ分散投資することをおすすめします。
・リスクを理解しておきましょう。ソーシャルレンディングは特別な知識を必要としませんが、投資にはリスクがつきものです。リスクだけでも知っていた方が、対策を立てやすいので、ソーシャルレンディングで考えられるリスクは最低限知っておきましょう。
・担保付きの案件に投資する。投資をする際、1番確認しておくべきポイントは案件に担保が設定されているかですね。担保が付いているだけで、貸し倒れリスクの対策になります。
なぜなら、貸し倒れが起きた場合投資していた案件に担保が設定されていなかったら、投資金が全て失われてしまう可能性があるからです。担保が設定されている案件で貸し倒れが起きた場合は、業者が担保を売却し投資金を回収してくれるのでリスクを軽減することができます。
投資金の返済と利益も期待して待っている中、貸し倒れで全ての投資金が失われるほど大損なことはありません。損をしないためにも改めてリスクに対する意識を持って投資で得をしましょう!
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