結局ソーシャルレンディングに投資するメリットはあるのか?
カテゴリ:投資ニュース

一口数万円から投資でき、毎月安定した金利収入が得られると話題のソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)。
しかし、人気業者「ラッキーバンク」が金融庁から“行政処分の勧告”を受けたというニュースが届いたことから、ソーシャルレンディングに対して不信感を抱いている投資家も増えているのではないかと思います。
当サイトでも「ソーシャルレンディングの安全性」に関するページがよく見られており、実際に不安に思っている方、安全に利用できる業者を探している方が多い印象。
そこで今回はあらためて「ソーシャルレンディングに投資するメリットはあるのか?」というテーマについて考えてみました。
もくじ
ソーシャルレンディングはやっぱり危険?

今回届いたラッキーバンクの行政処分に関するニュース。
一体なぜラッキーバンクが行政処分を受けてしまったのかについて、詳しは「ラッキーバンクに行政処分勧告!?その理由とは?」にも記載しています。
しかし今回、行政処分をうけたラッキーバンクは投資家が殺到して投資できないほどの人気があった運営会社。そんなラッキーバンクが行政処分を受けたことで、ソーシャルレンディング自体に「不信感を抱いた」という投資家の方も多いことでしょう。
ソーシャルレンディングはもともと「匿名組合契約」により、投資先の情報開示が制限されています。そのため投資家が「投資先の企業名を知ることができない」というデメリットがあり、そのデメリットがソーシャルレンディングに不信感を抱かせる一つの要因でもありました。
また、マイナス金利で銀行でも0%台の低金利が続いているのに対して、ソーシャルレンディングの期待金利は5~10%前後。当サイトにも、それだけ高い金利を投資家に分配するソーシャルレンディングは危険な投資先ではないのか?という質問が届いたこともあります。
ソーシャルレンディングの危険性について教えて下さい。知恵袋なんかを見ていると、あれだけ高金利のソーシャルレンディングでお金を借りる企業は危ない。お金が返ってこない可能性もあるなどと答えている人もいて悩んでます。実際に危険度はどのくらいですか?
もちろん、ソーシャルレンディング自体はれっきとした金融商品。実際に管理人も投資して利益を出しており、金融庁が認めているという点からもソーシャルレンディング自体は詐欺ではないことは明確です。
しかし何か一つでも悪いニュースが流れると、不信感を抱く人が増えるのは当たり前。いくら低金利時代の新しい投資先として注目を集めていても「やっぱりソーシャルレンディングは危険なのでは?」と思ってしまいますよね。
ソーシャルレンディングのメリットは?

では結局そんなソーシャルレンディングに投資するメリットはあるのか?という疑問について。ここで実際に投資している管理人が、あらためてソーシャルレンディングの魅力について考えてみました。
- 1口数万円から少額投資できる
- リターン(金利)が高い
- 時間や手間がかからない
- 投資経験や難しい知識が必要ない
少額投資でもリターンに期待できる!
まずソーシャルレンディングは1口数万円からの少額投資が可能で、リターンとして得られる金利収入が高いのがメリットだと思います。
あまり投資にお金をかけられないという方でも最低1万円という少額から参加でき、どの運営会社もだいたい5%~10%前後の金利設定となっているので、そこそこリターンも高いのはかなり魅力的に感じる部分ではないでしょうか。
例えばソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)…金利5%(年)、銀行定期預金…金利0.01%(年)で、それぞれ10万円ずつ投資した場合。下記のような利益差がでてきます。
3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 2年 | |
---|---|---|---|---|
投資型クラウドファンディング | 995円 | 1,990円 | 3,979円 | 7,958円 |
銀行定期預金 | 3円 | 4円 | 8円 | 16円 |
日銀のマイナス金利の影響から銀行の定期預金はいまだ0%の超低金利が続いています。昔は金利も高かったので、お金を増やすと行ったら「定期預金」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、今の銀行に数十年お金を預けていても100円も増えないのが現状です。
管理人もしばらく定期預金にお金を預けていましたが、どうせ預けるなら少しでも資産が増やせる方向に…という考えでソーシャルレンディングに資金の預け先を切り替えました。もちろんソーシャルレンディングには「貸し倒れのリスク」もあるので余剰資金のみで投資を行なっています。
しかし、管理人としては数年経って100円も増えない銀行を利用するより、リスクをとっても資産を増やしたいという考え。そのため、ソーシャルレンディングは少額からでも利益率が高いという点で個人的に合う投資先だと感じています。
無駄な時間も知識も必要なしで楽ちん
また、ソーシャルレンディングは基本的に時間や手間がかかりません。一つ投資したい案件を選んで入金しておけば、あとは勝手に運営会社が運用してくれるので分配金が入るのを待つだけです。
これは仕事をしている人、家事なんかに忙しい人にも嬉しいメリットではないでしょうか?もちろん運営会社が勝手に運用してくれるという点で、信頼できる運営会社選びが重要になりますが、FXのように毎日チャートを見たり、自分で売買することもないので精神的にもかなり楽です。
そして特にソーシャルレンディングは投資の知識や経験を持たなくても始められる点が、初心者向きと言えるでしょう。先程も言いましたが、FXのようにチャートを見る日々とは無縁です。
投資信託のように市場の影響で利益が左右されるわけでもないので、特に問題なく運用されれば毎月安定した金利収入が得られます。そのため、投資経験がないという初心者でも最初の資産運用先としてはおすすめです。
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ソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)とは?
ソーシャルレンディングで利益を得るために大切なこと

ここまでソーシャルレンディングの不安点、メリットについての考えを述べてきました。
しかし管理人自身が一番ソーシャルレンディングで利益を得るために大切だと考えていることは「信頼できる運営会社を選ぶ」ことです。
先程メリットでもお話したように、基本的にソーシャルレンディングは運営会社に任せて分配金が入るのを待つだけの投資先。そのため時間や手間がかからないのはもちろんメリットではありますが、信頼できる運営会社でないと「手に入るはずの利益も手に入れられない」ということになりかねません。
そこで考える運営会社選びのポイントが下記の項目!
- 営業年数、実績があるか?
- 株主など他の企業との繋がりがあるか?
- 社長、スタッフが顔出しを行っているか?
運営会社選びのポイントとしては、営業年数や実績はあるのかという点や株主など他企業との繋がりがあるかどうかは、その運営会社を見極める大きなポイントです。
例えばソーシャルレンディング業界で言うと、10年の営業経験を持つ「maneo(マネオ)」、金融業界大手のSBIグループが運営する「SBIソーシャルレンディング」も当てはまる運営会社だと言えるでしょう。
10年の営業経験で業界No1シェアを獲得

マネオ(maneo)
日本で初めて投資型クラウドファンディングを開始した「業界シェアNo.1」の最大手業者。2016年にはGMOクリックホールディングス株式会社と資本提携し、信頼とともに実績も兼ね備えています。
金融業界大手SBIグループが運営!
また、個人的に社長や社員が顔出して営業を行っている運営会社は信用できると思っています。今回のラッキーバンクに関しては社員数は8名、実際に社長はセミナーなどで顔を見たことはありましたが、その他スタッフに関しては顔を見たことはありませんでした。
そのような点も考えると、例えば「クラウドクレジット」や「オーナーズブック」は社長もスタッフも顔出しで営業しており、ブログや動画などで情報公開も行なっています。
社長、スタッフも顔を出している=「自信を持って営業している」という証拠でもあり、どう考えても顔が見えない相手に投資するより顔を出している相手のほうが安心です。
株主は伊藤忠商事!社長・社員の顔出しあり
東証マザーズ上場!社長・社員の顔出しあり

オーナーズブック
クラウドファンディングを通して1万円から不動産投資に参加することができるオーナーズブック。実績を持つ不動産のプロが目利きした物件に、まるでオーナーになった気分で投資できるのが最大の魅力!
何度もお話しているように、ソーシャルレンディング自体は金融庁の許可がなければ営業できない金融商品。大切なのは自分自身のリスク管理と、信頼できる運営会社選びです。これからソーシャルレンディングを始めるという方は以上の点もふまて運営会社を選んでみて下さい。
初心者におすすめの業者
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