ソーシャルレンディングで考えられるリスクとは!?
カテゴリ:初心者ガイド

新しい金融商品として、ソーシャルレンディングが注目され始め、さらには投資に挑戦する人たちも徐々に増え始めました。
しかし投資初心者だけでなく、投資家が必ず気にする事と言えば、ソーシャルレンディングのリスクではないしょうか。
「え、ソーシャルレンディングにリスクってあるの?」と少しでも思った方!ソーシャルレンディングは金融商品なので、もちろんリスクが存在します。
▼ソーシャルレンディングリスクとは
ソーシャルレンディングのリスクで投資家が最も避けたいのは、貸し倒れリスクです。投資先の返済能力が低くなったり倒産してしまった場合、発生するリスクになります。
しかし、案件に担保が付いている場合、貸し倒れがリスクが発生しても担保を売却し、元本を回収することが可能なのです。さらに、投資先を分散することによって、貸し倒れが分散先のどこかで発生したとしても、全ての資産を失うということは避けられます!
それでは、投資に挑戦する前にソーシャルレンディングにはどんなリスクがあるのか、そのリスクの対策としてはどんな方法があるのか知っていきましょう!
もくじ
1.案件に元本保証はない!

まず投資するために、ソーシャルレンディング業者が掲載している案件の中から投資先を探しますよね。その時、「どの案件が安全なんだろう?」と考えませんか?安全な投資先を探すのも当然だと思います。
よって、元本保証がついた案件があれば安全性は高いのですが、残念ながらソーシャルレンディングは原則として元本が保証されません。
ソーシャルレンディングは保証ではなく担保が設定されている!
ソーシャルレンディングの案件は保証がない代わりに、少しでもリスクを軽減させようと、案件に担保が付いています。
担保がついている案件へ投資をしたら、貸し倒れリスクが発生しても全ての投資金が失われる可能性が低くなります。
なぜ、回避ではなくリスクが低くなるのか、担保は保証と違い、完全にリスクを回避することはできないからです。回避ができなくても、少しでもリスクを軽減させてくれます。
案件に担保がついていないと不安という方は、全ての案件に担保が付いているオーナーズブックがおすすめです。オーナーズブックの担保は全て不動産のプロが厳選しており、さらには1万円からの少額投資が可能なので投資初心者に人気が高い業者になっています!
そして、業界最大手業者として、投資初心者が始めやすい業者マネオもいくつか担保付きの案件があるのでおすすめです!
2.投資先が不透明で情報がわからない!

自分が投資するところは果たして信用して大丈夫だろうかと考えると思います。投資先がどんな会社・企業なのか、信用して良いのかという情報が欲しいですよね。
ですが、ソーシャルレンディングでは、投資先の社名などの詳細を見ることができないルールがあるのです。このことを「匿名組合契約」と言います。
▼匿名組合契約とは
出資者である匿名組合員と、営業者の間で結ばれる契約です。出資を匿名組合員が営業者のために行い、その営業の儲けの分配をもらいます。
資金の免許を持たない個人が継続的、または反復的に資金を貸し出すのは法律に反する恐れがあるのです。そのため、この契約を営業者と結ぶことで法律への抵触を避けています
この契約により、投資家は投資先の情報が見ることができないのです。法律に反する恐れがあるならばこればかりは仕方ないでしょう。
信用しても大丈夫という投資先の見分け方は?
投資先の見分け方はプロの投資家でも難しいといいます。しかし、ソーシャルレンディング業者が掲載している案件の中には、一度案件を出しそれ以降も同じ会社が色々な案件を出していることがあるのです。
何度も案件を出している企業があれば、案件詳細や起案者のコメントを出していればそこも信用できるかの判断材料として参考にするのもいいかもしれませんね。
3.急なお金が必要で投資中の案件を途中解約できない

例えば、投資している間に急に明日、お金が必要になったとします。その必要なお金は丁度投資したお金があれば足りる金額でした。しかし、投資した金額が今すぐ必要でも、ソーシャルレンディングでは原則として途中解約ができません。
投資金が返済されるのは運用期間が終わった後になり、さらにその期間も案件によって数ヶ月から数年とバラバラです。
基本的に投資をする場合は、普段使う「生活金」からではなく、すぐに使う予定がない「余裕金」から投資をすることをおすすめします。生活が苦しくならないように余裕金から投資をしましょう。
もう一つは、もしもの自体に備えて、運用期間が短期間の案件に投資しておくのもおすすめです。
4.投資金の返済が遅れる

返済遅延とは投資した資金が、返済日に返済されず遅れるリスクです。返済遅延が発生するということは、プロジェクトが上手くいっていない、または借り手の返済能力が低く、最悪の場合貸し倒れになる可能性も考えられます。
このリスクの対策として、ソーシャルレンディングの各業者は投資先に返済をするように催促しているのです。
回収方法は各業者によって異なる!
ソーシャルレンディングの各業者によって回収方法が異なる場合があります。そこでどこが違うのか2つの業者を比べて見ましょう!
1つ目は業界最大手のマネオの場合、返済遅延が発生したその日から投資金の回収活動に入り、担保権の実行などを行い回収します。
しかし、それでも借り手から投資金の回収が出来なかった場合は、債権回収業者(サービサー)という、簡単に説明すると取り立て業者へ債権譲渡を行い、サービサーがマネオに代わり投資金の回収にあたるのです。
2つ目は様々な種類の案件を取り扱うクラウドバンク。まず、返済遅延が発生すると借り手へ電話、または手紙などで返済の催促を行います。
電話や手紙の催促で投資金の回収ができない場合は、その時の状況に応じて弁護士に投資金の回収を委託。またはマネオと同じく、債権をサービサーに債権譲渡を売却し回収してもらうことになるのです。
マネオとクラウドバンクを比べてみると、回収方法が異なっていますね。しかし、最終手段はどちらもサービサーに債権譲渡を渡して投資金を回収しているようです。
5.海外案件に生じる為替変動リスク

為替変動リスクは、海外案件を取り扱うソーシャルレンディング業者だけにあるリスクになります。
このリスクに気をつけた方がいい業者は、国内で初めて海外案件を取り扱ったクラウドクレジットですね。利回りが高いことでも人気がある業者なので、特にこのリスクは気をつけた方がいいでしょう。
では、為替変動リスクとはどんなリスクなのか。簡単に言うと、為替変動リスクとは円安ドル高に関係しています。
ドル高円安の時に返済されると、ドルのままだと価値が高いので得と思いますが、日本円にするため換金されると価値は安くなってしまい、投資していた金額より低くなって返済される場合があるのです。
為替変動リスクの対策は?
このリスクを軽減するには、為替の変動による外貨資産の円の価値の変化を回避することができる為替ヘッジを利用します。
海外案件を取り扱っているクラウドクレジットの案件にもこの為替ヘッジが付いていますが、全ての案件についているわけではないので、為替変動リスクが不安な方は為替ヘッジがついている案件がおすすめです!
6.投資金が返済されない貸し倒れリスク

最後に、冒頭でも少しお話したソーシャルレンディング最大のリスクと言われている「貸し倒れ」を紹介!
例えば、案件の利回りが10%以上と高い案件に50万円投資したとしましょう。 投資が完了したら投資家は、案件の運用期間が終了し、投資先からの利益と投資金の返済を待つだけになります。
しかし、投資先である借り手のプロジェクトが上手くいっていない、または返済能力が低いなどの理由から貸し倒れが発生。さらに、返済遅延が長く続きすぎた場合でも、貸し倒れが起きるケースもあります。
先程の例えで説明すると、貸し倒れが起きたら、投資した50万円全てが返済されないということです。
返済してもらうために、どんな対策があるの?
一度貸し倒れが起きてしまうと、投資金が返済されることはありません。しかし、「担保付きの案件への投資」・「分散投資」・「少額投資」の3つのリスク軽減方法を上手く利用することによってリスクを軽減させることが可能なのです!
担保付きの案件に投資しよう!
担保つきの案件への投資をしたら、貸し倒れが起きた場合に案件についている担保を売却することにより、その資金から投資金の一部が返済されることがあります。
分散投資で投資先を複数に分散!
次のリスク軽減方法は分散投資です。先程の例えは50万円を全て1つの案件に投資したことによって、貸し倒れが起きた時に全ての投資金を損失してしまいましたね。
ですが、この分散投資は、投資先を複数に分散することによって、貸し倒れが投資した内の1つで起きたとしても損失が少ないです。
少額投資でさらにリスクを軽減!
そして、分散投資と一緒に少額投資ができたら、さらに貸し倒れによる損失が軽減されるでしょう。その分、利益も低くなりますが、安全に投資をしたい方には少額投資は向いていると思います。
少額投資といっても、各業者によって最低投資額が異なり、最低1万円から最高で10万円まであるので、よく考えて投資先を選びましょう。
3つのリスク軽減方法に向いている業者紹介!
担保付きの案件でおすすめなのは、元本保証の項目でも紹介したオーナーズブックですね。さらにこの業者は、少額投資にも向いています。
全ての案件が1万円から投資ができるので初心者の方にもおすすめですが、とても人気のある業者です。案件の募集がすぐに終わることが多く、投資ができない可能性もあるので注意して下さい。
そして、分散投資するならクラウドバンク、マネオなどがおすすめです。この2つの業者は複数の案件を掲載しているので、投資したい案件を選ぶことができます。
また、マネオでは会員限定の案件を掲載中!他の業者では見ないマネオだけの案件なのでおすすめです。
クラウドバンクは風力発電や太陽光などの案件を複数取り扱っており、分散投資に向いています!そして、1万円からの少額投資ができるので、投資初心者から投資の上級者まで人気の業者です。
色々なおすすめ業者をリスクと一緒に紹介してきましたが、おすすめ業者以外にも魅力的なソーシャルレンディング業者はあります。その中でも自分の投資スタイルに合うソーシャルレンディング業者を見つけ、その業者を利用するのが1番です。
初心者におすすめの業者はココ!
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