オーナーズブック初となる案件が登場!一体どんな案件?

今回、オーナーズブックは「アパート用地」の案件募集を開始しました。(用地とは、あることに使うための土地という意味です)
実はこの案件、オーナーズブックにとって初めての「土地取得資金の貸付」となります。 つまり、建物への投資ではなくアパートに使うための土地への投資ということです。
本案件は用地なので、現時点(2017/07/03現在)で建物が建っていません。ですがオーナーズブックによれば今後、建築プランが通れば地上2階建て、13㎡台の1Kタイプ(6戸)及び15㎡台の1Kタイプ(2戸)のアパートを建築することが可能ということです。
これまでのオーナーズブックは建物がすでに建っている案件の募集をしていたのに対し、今回はこれまでとは全く異なる、建物が建っていない土地の案件となっています。 今回初となるこの案件に投資家はどれくらい集まるでしょうか?
気になったので、案件の募集開始日にオーナーズブックを調査してきました。
もくじ
オーナーズブックとは?
少額1万円から投資ができる人気業者!

オーナーズブック
クラウドファンディングを通して1万円から不動産投資に参加することができるオーナーズブック。実績を持つ不動産のプロが目利きした物件に、まるでオーナーになった気分で投資できるのが最大の魅力!
初めて取り扱う案件に投資家は集まったのか?
案件の募集開始日、私はオーナーズブックのサイトへ調査しに行きました。
すると、18時に募集を開始して3分経ったころには募集金額率は99%、その1分後、18時04分には満額終了。非常に人気が高かったようでその様子はまさに案件の争奪戦でした。

数分で募集が終了するとは思っていなかったので驚きです。
初めて取り扱う案件でもすぐに募集が埋まったのは、安全性が高いと言われるオーナーズブックだから可能だったことなのでしょうか。
しかし、いくらオーナーズブックの安全性が高いとはいえ、初めて取り扱う案件に投資をするのは不安、万が一貸し倒れのリスクが発生することもあるんじゃない?という事も考えられることです。
ですが、この案件にはリスクの対策として、担保がついており、仮に案件が失敗し貸し倒れが起こった場合でも全ての資金を失うということはないと思います。 さらにリスク対策としておすすめなのが、オーナーズブックは1万円からの少額投資ができるので、投資先を分散させやすいことです。
またオーナーズブックには物件リスク分析といって、その案件のリスクがどのくらい高いか、または低いのかがわかるようになってます。 その分析表も投資する情報の一つとして参考にしてみてください。
本案件のリスク分析が高いのはなぜ?
下の画像はアパート用地の物件リスク分析です。この画像を見てみると「稼働率単位」と「スポンサークレジット」の二つがリスク最大となっています。

初めて取り扱う案件だからこんなにリスクが高いのでしょうか、オーナーズブックで二つもリスクが最大なのは珍しいです。調べてみたところこの案件ならではの理由がありました。
稼働率単位とは?
まずは稼働率単位(建物状況)についてです。
これはオーナーズブックが建物状況のことを評価しているのですが、冒頭で言ったように本案件は「用地」なので現時点で建物は建っていません。つまり、賃料収入がないのです。
稼働率単位リスク評価は、現時点における賃料収入を目安にして行われています。 なので今回、建物がない案件の場合は評価に該当せず、また賃料収入がないのでリスク評価は最大となったのでしょう。
今後、アパートの建築プランが進み、建築可能となればここのリスクも変わってくる可能性がありますが、今のところそのプランがどこまで進んでいるのかが分かりません。ですので、しばらくこのリスクは最大のままである可能性が高いでしょう。
スポンサークレジットとは?
そして、スポンサークレジットの評価は貸し付け先の信用力です。
貸し付け先は、不動産仕入れ業務に10年以上携わったプロ。仕入れのみならず売却が可能な業界ネットワークを広く構築している業者のようですが、不動産会社の設立が1期目であることからリスク評価が最大となっています。
このリスクを下げるには不動産会社の設立が3年以上でなければいけません。スキルは申し分ないのですが、設立が3年未満ということが信用力の評価を下げ、リスクを高くしてしまっているのでとても勿体ないと感じます。
しかし、スキルから見てこれから期待出来る不動産会社だと思いました。会社設立が3年以上になった時どう評価されているのか楽しみですね。
二つのリスク分析した結果
これら二つのリスクから言えることは、建物がないため賃料収入も得られず評価が出来ないということ、貸し付け先の不動産会社の設立が3年未満なため、信用力が低いということです。
これだと貸し倒れリスクが懸念されますが、しかし不動産担保ローンがシニアローン(銀行融資)という返済能力と返済優先順位がもっとも高い第一抵当の貸し付けとなっています。
ですので万が一不動産業者が破綻し貸し倒れになったとしても、用地売却により元本を確保できる可能性が高いため、リスクは多少低くなるでしょう。
なんにしても、リスク対策はしておいて損はないので対策をしてからの投資をおすすめします。
調査に対するまとめ
今回、オーナーズブックが初めて取り扱うアパート用地(土地取得資金の貸付)がどのような案件なのか見てきました。 そこで私が思ったことは、投資家のアパート用地の案件に対する反応がよかったということです。
オーナーズブックが初めて取り扱う案件ということで、それなりに募集が埋まるまで時間がかかるのではないかと思っていました。 ですが数分で満額終了だったので投資家にとっては待ちに待った案件とも言えるのではないでしょうか。
実はここ約2週間ほどオーナーズブックは案件を出していませんでした。そのこともあり待っていた投資家は我先にと投資をしていった結果、数分で募集が終了してしまったのでしょう。
オーナーズブックの案件や安全性はソーシャルレンディング業者として人気が高いので、一斉に投資し始めるのも無理はありませんね。
オーナーズブックはなかなか案件を掲載していないですが、これから今回のような案件も増えていけば、さらに利用者も増えるのではないでしょうか。 今後、また色々な案件が掲載されるのを期待しましょう。
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