※12/12更新みんなのクレジット最新情報
営業停止中のみんクレより、投資家に向けた重要なお知らせ発表

みんなのクレジット(みんクレ)が行政処分を受けてから3ヶ月が経ちました。
その3ヶ月の間にみんなのクレジット公式サイトでは、代表取締役変更や償還のお知らせがありましたが、営業再開という今後についての報告はなかったです。
しかし、2017年7月にみんなのクレジットから、口座開設をしている投資家のみ限定で重要なお知らせが届きました。
実際にみんなのクレジットを利用している知り合いの投資家にも、重要なお知らせが届いた時のことについて聞いてみると「みんなのクレジットが倒産したのかと思ってびっくりした」とのこと。
ですが、メールの内容を確認すると、倒産でも返済が出来ないということでもなく、行政処分の内容・そして今後のみんなのクレジットに関する報告が書かれてありました。
さて、今回の件はみんなのクレジットの最新情報になるので、メールを受け取れなかった方も是非これを見て参考にしてください。
重要なお知らせとは!?
どんなお知らせが届いたのでしょうか。 下記の画像はみんなのクレジットが投資家に送信した重要メールの内容になります。

行政処分の内容
それでは、みんなのクレジットが受けた行政処分の内容ですが、私が気になった行政処分の内容の一部を引き抜いて再確認をしていきます。
ア 貸付先について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
(以下の文章はみんなのクレジットから報告された重要お知らせの一部です)
みんなのクレジットが取り扱うファンドの貸付先が弊社の親会社である株式会社甲(以下「甲」という)及びその関係会社(弊社、甲及びその関係会社を合わせて以下、「甲グループ」という)に集中(融資残高ベース97.6%)していたこと。
さらに、ウェブサイト広告の掲載の中で貸付先の特定を避ける目的から、貸付先の表示において複数の会社に対して貸付けられているかのような分散投資が可能であると投資家に誤解をさせるような表示をしていた事実がありました。
そして、貸付金の返済についても、不動産事業などによる収益から返済する旨をウェブサイトに表示していましたが、実際にはほかファンドからの貸付金から返済されており、投資家の皆様の投資判断に必要な情報を正確に提供していませんでした。
このように、投資家たちから集めた資金が融資残高ベースで全体の97.6%もみんなのクレジットの親会社、またグループ会社に貸出しされていたのです。
また、返済は貸付け先の事業ではなく、他のファンドの貸付金から返済されていたという驚きの事実も判明。
この報告を確認し、みんなのクレジットの資金管理や投資家に必要な情報提供の管理がずさんだと思いました。
このことで、一部の投資家はみんなのクレジットに対して不信感を持ったことでしょう。 もし、みんなのクレジットが営業を再開するにしても信頼を取り戻すにはかなりの時間がかかると思います。
イ 担保について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
各ファンドには甲の発行する未公開株式の担保設定を行っており、また、個別のファンドの募集ページにおいては、担保設定をしない旨を表示していたものの、他の広告においてすべての案件につき担保設定されている旨の表示となっており、誤解を生じさせていた。
この件はなにが問題だったかというと、担保付きの案件だと表示しておきながら実際には担保設定をしていないことです。
これはある意味、詐欺まがいな行為にも取られますが、みんなのクレジットの社員は誰もこのことについて気づかなかったのでしょうか。正直不思議でなりません。
貸し倒れのリスクの対策として担保付きの案件を選ぶことは投資家にとっては常識でしょう。 もちろん、みんなのクレジットの投資家も案件についてたと思われる担保を信じ、投資したと思います。
それなのに、その案件の担保が設定されていないと知った時、投資家はどう思うでしょうか。 私ならばショックを受けてしまいます。まさか担保と表記されていた案件の担保が設定されていないとは想像しないでしょう。
みんなのクレジットは、現在代表が白石元代表から阿藤代表に変わりましたが、現代表の阿藤氏がどうみんなのクレジットを立て直し、投資家たちの信頼をどのように取り戻していくのか代表としての腕が試されるのではないでしょうか。
今後の対応について
さて、気になるみんなのクレジットの今後についてですが、重要なお知らせにて今後の対応が発表されました。
1 弊社の役員の交代
2 弊社と甲グループとの分離
3 甲に対する役員派遣
4 弊社の最大責務者である甲グループの資金管理
A)ファンドの返済原資となる資産の管理
B)ファンドの返済原資となる新規資金調達の管理
5 物理的な事務所の移転
6 募集における融資先の開示内容の大幅な拡大と正確な情報の開示
7 運用における融資先の資金使途管理
今後、みんなのクレジットの対応は、まず投資家の返済金が優先的になるでしょう。
現在、少しずつ返済されているようですが、どのくらい返済が終わっているのか分からない状態です。そのため、まだまだ投資家は安心できない状況が続くでしょう。
また、みんなのクレジットはグループ会社から独立するようです。独立した後の今後の動きはわかりませんが、一刻も早くみんなのクレジットには返済を完了してもらいたいですね。
重要なお知らせを読んで感じたこと!
今回の件で始めに思ったのはなぜ、みんなのクレジットの口座登録した投資家だけに重要なお知らせを送ったのかです。
登録していなくても、みんなのクレジットを気になる人はたくさんいるはず、公式サイトにも箇条書きでもいいからお知らせ欄に載せるべきではないだろうか?と思いました。
その対応も、投資家への信頼回復に繋がるのではないでしょうか?
みんなのクレジットには、投資家への返済優先はもちろん、投資家の信頼回復についても対応してもらいたいです。
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