maneoは怪しい投資先?詐欺の可能性について調査してみた
カテゴリ:マネオ(maneo)の業者情報!口コミ・評判まとめ

2008年に国内初の投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービスとして誕生し、現在も業界シェアNo.1を誇っているマネオ(maneo)ですが、ネット上には「怪しい投資先」としてその名前が検索されていることがあるようです。
確かに近年は投資詐欺が多発しており、本当に怪しい投資先ではないのかと不安に思う方がいてもおかしくありませんが、「実際にマネオが詐欺である可能性はないのでしょうか?」今回はそんなマネオが詐欺である可能性について調査しました。
もくじ
マネオ(maneo)ってどんな業者?

ではまず始めに、マネオとはどんな業者なのかということですが、マネオはネット上で資金を借りたい人と資金を貸したい人を繋ぐ融資仲介サービスとなる、投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)を国内で初めて開始した業者。
主に中小企業へ融資するための資金を小口の投資家から集め、その返済で生じた金利5~8%(年)を毎月投資家に分配するという仕組みを提供し、業界では成立金額800億円を超える最大手業者として知られています。
マネオが怪しい投資先ではないかと思われる理由は?
ではそんな大手業者をなぜ怪しいと思う人がいるのか?その理由について当サイトでは以下のように考えます。
1.この低金利時代に金利が高すぎる件
2.過去にマネオで起きた貸し倒れによる評判低下
3.投資型クラウドファンディングの知名度の低さ
どういうことなのか順に説明していきましょう。
1.この低金利時代に金利が高すぎる件

きっとこの金利の高さに関して怪しいと思っている人は多いのではないでしょうか?
なぜなら、この低金利時代にも関わらずマネオの金利は5~8%と非常に高く設定されているからです。ちなみに現在、銀行の定期預金は0.01%程の金利しかないので、この金利の差を比べれば旨すぎる金利の高さに怪しいと思うのは仕方がないことだと思います。
では一体なぜこれだけ金利が高いのかということですが、それは高い金利設定でも資金を借りたい事業者が増えているという理由が背景にあるからです。
高金利でも資金を借りたい事業者が増えている
マネオが誕生した2008年のリーマンショック以降、大不況による企業倒産などの懸念から銀行は企業に融資を渋るようになりました。そのため、中小企業や将来性のあるベンチャー企業でも銀行から融資を受けるのは困難だというのが現在の状況。そんな中、多少金利が高くてもマネオのような投資型クラウドファンディング業者を利用して、お金を借りたいという企業が増えています。
また、基本的に投資型クラウドファンディングでは金利が高ければ高い案件程、貸し倒れ(返済不可能)となってしまう可能性が高くなるのも事実ですが、マネオではそれを見込んだ上で案件の対象となる企業の選定(担保の有無や前年度の業績の調査等)を行っているのです。
▼現在のmaneoの評判と口コミは?
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2.過去にマネオで起きた貸し倒れによる評判低下

そしてマネオが怪しいと言われる理由の2つ目に、過去に起きた「貸し倒れ」による評判低下があるのではないかと分析します。
実はマネオではサービス開始当初、個人向けの融資も取り扱っており、個人向け案件において貸し倒れが多発していたという過去があります。
そのため実際に「Yahoo知恵袋」などで過去に貸し倒れにあったという方の書き込みがあり、あまり良くない評判が出回っているのも事実です。
貸し倒れが多く発生したため、maneoは個人向け案件を終了し、次に中小企業を対象としたサービスを開始しました。そのサービス対象を変えたことにより、貸し倒れが発生しなくなったのですが、2017年10月に中小企業向けの案件で初めて、貸し倒れが発生してしまったのです。
しかし、担保つきの案件だったため、元本は全て回収することができました。
今後も起きる?マネオでの貸し倒れの可能性について
上記でもお話したようにマネオは現在個人向け融資のサービスを停止し、信頼性の高い事業性資金の融資に的を絞った案件の提供を行っています。個人向けの案件より中小企業向けの案件が貸し倒れが発生しにくくなっているとはいえ、当然投資である限り、いつ貸し倒れが起きるかは誰にも分かりません。
しかし、過去に貸し倒れを出してしまった経験があるのも歴史が長いマネオだからこそ。この経験を活かした投資先の選定ができるのは他の業者にはないマネオの強みだと言えるでしょう。
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3.投資型クラウドファンディングの知名度の低さ

そして最後にマネオが怪しいと言われる理由として考えられるのは、投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)の知名度の低さです。
これは投資型クラウドファンディングサイトを運営している側としては寂しいことですが、実際にFXや投資信託、バイナリーオプションなどの金融商品に比べるとまだまだ知られていないというのが現状…。
少額投資から始められて、しかも金利が高い、ローリスクと言われても「本当に?」と思う方がいてもおかしくありません。
徐々に広まりつつある投資型クラウドファンディング
しかし、そんな投資型クラウドファンディングも、2016年頃から徐々にその知名度は高まってきています。と言うのも、現在フィンテック(Fintech)という言葉が注目されていますが、このフィンテックとは「IT×金融」の意味を持つ言葉。
そしてこのフィンテックこそ、銀行を使わずネットから資金調達者と一般の投資家(資金提供者)を繋ぐ投資型クラウドファンディングを意味する言葉でもあるからです。そのため、今後の銀行の在り方を変えるフィンテックが注目されると同時に、投資型クラウドファンディングの知名度も高まっていくことが予想されます。
マネオが詐欺である可能性は?
それではここまでマネオが怪しいと言わる理由について分析してきましたが、本当にマネオが詐欺である可能性はないのかということについて、当サイトでは“マネオは詐欺ではない”と判断したいと思います。
その理由としては、マネオを運営している「maneoマーケット株式会社」は第二種金融商品取引業の登録を済ませて金融庁から許可を得ており、その他にも業界最大手業者という実績、株主などの面から見ても信頼できる業者だと思えるからです。
累計成立額は800億円超え!業界最大手業者の実績

マネオは現在、累計成立額が800億円を超える実績を持っています。この累計成立額が物語るのはそれだけ多くの投資家から資金を集めたということ。
他の投資型クラウドファンディング業者と比較しても、2013年にサービスを開始したクラウドバンクが約190億円、2014年にサービスを開始したラッキーバンクが約120億円と、サービス開始の時期は違うものの圧倒的な差をつけています。
また、業界最大手と言われるのはそれだけではなく、国内の投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)市場の50%以上のシェアを獲得しているという背景があるからです。もしも本当にマネオが詐欺であるならば、果たしてそれだけの多くの人が利用したいと思えるサービスを提供できるでしょうか?
マネオが詐欺かどうかの健全性は、このような利用者の多さからも判断することができると思います。
GMO、VOYAGEグループなど透明性の高い株主の存在

また、詐欺ではないと判断する上で参考となったのは株主の存在です。
マネオは東京証券取引所マザーズ市場へ上場しているVOYAGE GROUPのグループ会社である「株式会社VOYAGE VENTURES」を筆頭に、FX取引でも有名なGMOクリック証券の親会社である「GMOクリックホールディングス株式会社」など知名度も透明性も高い企業が株主となっています。
また、2016年にはGMOクリック証券からマネオに投資できるページが開設され、ますます多くの投資家へ知られることとなりましたが、GMOクリック証券のような大手金融サービスが業務提携するということはそれだけマネオの信頼性も高いということが考えられるでしょう。
よってこれまでの実績、他社からの信頼もあるという点から、当サイト管理人個人としてはマネオは怪しい投資先ではないと感じています。しかし、どうしてもmaneoを利用するのは抵抗があるという方は、分散投資として複数の業者に少額ずつ投資するのも有効的な方法です。
例えば、大手総合商社として有名な伊藤忠商事が株主になっている「クラウドクレジット」や、不動産案件をメインに取り扱う「オーナーズブック」に至っては財務状況を公開しているので比較的健全性が高いと言えるでしょう。
マネオで投資するしないはもちろん自由ですが、気になっているという方はネットでの評判や情報に踊らされず、一度その目で確認してみることをおすすめします。
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