クラウドクレジットは怪しい?伊藤忠商事が株主という噂の業者まとめ

2017年3月にソーシャルレンディング業界でも話題を集めていた業者「みんなのクレジット」が行政処分を受けました。その原因はずさんな運営体制とされていますが、その余波は他のソーシャルレンディング業者の信頼面にも少なからず影響を与えています。
その中でも、国内では珍しい海外の高利回り案件に投資できることから、当サイトでも人気が上昇しているクラウドクレジット(CrowdCredit)も同様に信頼できる業者なのか?と気になっている人も多いようです。
クラウドクレジットは伊藤忠商事が株主ということは業界では有名ですが、まだまだ知らない人が多いのも事実。そこで今回は信頼面においてクラウドクレジットは怪しい業者ではないのか、投資用として利用して大丈夫なのかを分析します。
もくじ
クラウドクレジットは怪しい?
冒頭でお話したように「みんなのクレジット」は高利回り案件の提供、たくさんのキャンペーンを行なっていたという印象がありますが、高い利回りが売りの業者として影響を受けるのがクラウドクレジットではないでしょうか?
海外の高利回り案件に投資可能!
クラウドクレジットは主に海外向けの投資ファンドを扱っており、利回りも国内案件を主に取り扱っているソーシャルレンディング事業者に比べ、10%前後と高めの利回りを実現しています。そのため、日本では味わえないような高利回りが期待できる反面、そんなに高い利回り案件を出して大丈夫か?怪しい業者ではないのかと思ってしまう人がいてもおかしくありません。
しかし、そんなクラウドクレジットはあの大手総合商社「伊藤忠商事」が株主としてバックについていることでも知られています。
また、「みんなのクレジット」の行政処分に対して、クラウドクレジットはいち早く公式サイトでコメントを発表し、投資家に安心感を与えたことでも一定の評価が出ているようです。

▲クラウドクレジットがみんなのクレジットに対して言及
Twitterで見つけたユーザーからの評価
みんなのクレジット事件を受けてクラウドクレジットから当社は問題ない旨のメールが届きました。
— m@(エムアット) (@msyk) 2017年3月24日
同業者が起こした不祥事にもしっかり対応する姿勢がいいと思います。
何度かオフィスにもお邪魔してますが、チャラい雰囲気の無い実直な会社という印象。
このようにソーシャルレンディング自体に不安を覚えたであろう投資家に対して、いち早く対応したクラウドクレジットにTwitterなどで評価の声が挙がっていました。この件からもクラウドクレジット側の対応に誠実さを感じます。
しかし、このような評価を得ていたとしても実際にクラウドクレジットが健全に運用しているのかは気になるところです。そこでそれを払拭する要素として、クラウドクレジットの株主となる伊藤忠商事の存在が挙げられるでしょう。
株主の伊藤忠商事の存在
伊藤忠商事は日本でも有名な大手総合商社です。2015年に伊藤忠商事がクラウドクレジットに資本参加し、今ではクラウドクレジットの持つ発行済み株式の約18%を取得し、大株主になっています。
伊藤忠商事の会社概要

▲画像は伊藤忠商事の会社概要より
伊藤忠商事の会社概要を見ると、現在は世界63ヶ国に約120の拠点を持つ大手総合商として、グローバルな視点で優れている面があります。事業内容としても、繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融など様々な事業に携わっており、国内にとどまらない事業展開の中で、クラウドクレジットの海外と日本の資金需供を繋ぐ新しいサービスに目をつけたということが考えられます。
クラウドクレジットからして見れば、伊藤忠商事によるバックアップにより投資家に対しての信頼感プラス海外のファンドに対して先見の向上にも繋がるため、力強いパートナーシップが結ばれている事がわかります。
また、このような大手総合商社がクラウドクレジットに目をつけたということを考えると、クラウドクレジットの投資スキームの発想、健全な運営体制が認められたということ。
信頼がなければ伊藤忠商事のような大企業がバックアップをするなど通常では考えられない事なので、それだけクラウドクレジットの健全性は高いということが言えるでしょう。
運用しているスタッフの透明性
また、クラウドクレジットが投資家から信頼を受けている要素の一つとして、スタッフの透明性も挙げられるのではないでしょうか。
代表である杉山社長はもちろんのこと、他の執行役員やその他のスタッフも顔出しで自己紹介をしており、積極的にセミナーの開催などを行っているところを見ると、杉山社長が企業の透明性を重視しているということが考えられます。

▲クラウドクレジットのスタッフ紹介
実際に当サイト管理人もクラウドクレジットが開催するセミナーに参加したことがありますが、その時に直接スタッフの方と話をさせて頂きました。他のソーシャルレンディング事業者は誰が運営しているのかスタッフが明らかになっていないところもあるので、直接スタッフと話せる環境があるということは投資家にとって安心できる要素だなと実感。よってこの点に関しては、他の事業者もクラウドクレジットを見習ってもらいたいものです。
また、クラウドクレジットに関しては、一体どんなスタッフが運営に携わっているか公式サイトで確認することができるので、運営会社の健全性を確認するという点からも一度見てみることをおすすめします。
クラウドクレジットがコンプライアンスブログを開始!
そしてクラウドクレジットは、みんなのクレジットの行政処分を受けて「コンプライアンスブログ」を開始しました!
コンプライアンスとは英語で「命令・要求に従う事」を意味し、日本では「法令遵守」、最近では「企業や法律や企業倫理を遵守すること」として使われる事が多いそうですが、このブログの趣旨としては投資したお金が悪い人達に渡っていないか等、コンプライアンスリスクと呼ばれる問題に関して投資家の不安を取り除くことを目的としているようです。
このようなコンプライアンスブログをはじめる事からも、クラウドクレジットが少しでも会社の透明性を前面に出していきたという思いを伺うことができます。投資家としても、会社がどんなことに重点を置いているのか知っておくことは重要で、健全に業務をしているのであれば、投資家としてはその心を読みたいところ。
今後このブログは確実に利益を出したい投資家にとって、継続して投資していいのか指針にもなってくる事でしょう。
クラウドクレジットの健全性まとめ
そして最後に話をまとめると、当サイト管理人の見解としては以下の点からクラウドクレジットは現時点、投資して大丈夫な業者であると感じています。
- 伊藤忠商事が株主
- 株主や資本提携に数社が携わっている
- 会社としての表明・透明性が明確
- 運用スタッフの透明性が高い
- 健全性を高めるため会社の声をサイトやブログにて反映
特に匿名組合契約により、投資先の企業名が分からないソーシャルレンディングにとって会社の透明性、信頼性は高ければ高いほど良いものです。
そのため、健全性が高いという面においても、クラウドクレジットは分散先として取りいれておきたい業者。会社の信頼性を重視するという人は是非一度利用してみることをおすすめします。
このページで紹介した業者
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