投資する前に知っておきたい!クラウドクレジットのリスクとは?

あの伊藤忠商事が株主だということで投資家の間でも注目を集めている投資型クラウドファンディング業者、クラウドクレジット。
これまで日本にはなかった海外の消費者ローンや事業者ローンに対して出資を行える新しい投資スキームとして、投資家から人気を集めているクラウドクレジットには多くのメリットがありますが、金融商品である以上当然リスクも伴います。
特に投資をこれから始めるという方は、魅力的な金融商品であるがゆえにリスクを軽視してしまう一面があるため、具体的にクラウドクレジットで投資を行う際はどの様なリスクがあるかを分析し、正しい知識を身に着けておきましょう。
もくじ
クラウドクレジットのリスクその1:為替リスク

クラウドクレジットのリスクとして、まず最初に挙げられるものは為替リスクです。
FXなどの為替取引を経験している方は理解していると思いますが、お金を海外で動かす場合の為替変動に伴う問題は、クラウドクレジットで投資する際も同じリスクが発生します。
基本的に、この為替リスクを軽減するために「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」という案件の中から投資家は出資先を選んで投資することが可能ですが、それぞれメリットとデメリットを兼ね備えているため、投資する際に慎重に選ばなければなりません。
▼為替ヘッジに関する詳しい内容は下記のページをご参照下さい。
→どっちに投資する?クラウドクレジット為替ヘッジありなし案件の違い
ただし、これから投資を始めるという方は「リスク」という言葉に敏感でしょうから、多少の手数料が必要になりますがリスクを懸念している投資家は「為替ヘッジあり」の案件から投資を始めてみることをオススメします。
クラウドクレジットのリスクその2:貸し倒れ(元本割れ)のリスク

クラウドクレジットのリスクとして次に挙げられるのは、貸し倒れ(元本割れ)のリスクです。
当然これはクラウドクレジットに限らず、ソーシャルレンディングを提供している営業者全てに当てはまるリスクですが、クラウドクレジットを利用している場合に、融資先の企業が万一貸し倒れになると資金が返済されないため、貸し倒れが発生することで投資家に損失のリスクが発生します。
実際に、クラウドクレジット内で公開されている運用実績を見ると、現在では貸し倒れは起きていませんが、これから先貸し倒れが起きないという保証にはなりませんので「貸し倒れの可能性」は常に念頭においておく必要があるでしょう。
また、クラウドクレジットにおいてこの貸し倒れリスクを軽くする対策としては、担保と同等の効果が期待できる「実物資産」がある案件を選ぶことが挙げられます。
実物資産(商品実物)を投資先が扱っている場合、貸し倒れになった際にはこの実物資産を売ることによって損失を少なくできるため、貸し倒れを懸念する案件の場合は実物資産があるかを確認するようにするといいかもしれません。
クラウドクレジットが貸付を行っているカメルーンなどでは、「担保を取る」という行為自体がそもそも法律として禁止されているため、実質的に担保として実物資産があることが投資家が出資を行う際の安心材料となります。
クラウドクレジットのリスクその3:途中解約できないリスク

最後は途中解約できないリスクです。
現在では、途中解約が可能な投資型クラウドファンディングのサービスも少しずつ広まって来てはいますが、この動きは業界全体にまだまだ浸透しておらず、クラウドクレジットの場合も解約が途中でできません。
途中解約が出来ないということは、「返済が遅延気味だから元金を早めに返して欲しい」「急にお金が必要になったから投資金を回収したい」という事が出来ないということになります。一言で言うと、一度貸し付けを行うと、返済日を待つほか資金を回収する手がないということ。
基本的にクラウドクレジットの場合は、貸し剥がしができないように、クローズドタイプという途中解約ができない型となっているため、投資する期間が長ければ長いほど、その分貸し倒れや返済遅れのリスクも増えて来ることを覚えておきましょう。
このような、途中解約できないリスクの対策をとりたい場合には、比較的運用期間が短い(数ヶ月~1年程度)の案件を選ぶのがおすすめです。
クラウドクレジットは安心して投資できる業者なのか否か

ここまで、クラウドクレジットで投資を行う際に気を付けておかなければならないリスクに付いて解説してきましたが、高い利回りの案件(ハイイールド型)など商品としての魅力が多い業者だからこそ、リスク面を十分に把握しておかなければなりません。
特に、悪質なアフィリエイトブログでは都合の良いことしか書かれていないなんて事も多いため、リスク面について正しい解説がない物は信用しないように心掛けておきましょう。
クラウドクレジットに関して言えば、前述したように貸し倒れも発生していませんし、安心して使えるソーシャルレンディング業者と判断できると思います。
金融商品である以上このページで挙げたようなリスクは伴いますが、リスクがある=危険な営業者という事にはなりませんのでご安心を!むしろ、リスクのない金融商品の方が危険です。
取り扱われている案件を見ると、海外のヨーロッパやラテンアメリカなどのものに特化しているため異質に感じる部分があるかもしれませんが、伊藤忠商事を始めとしてマネックスベンチャーズというマネックス証券などを運営している企業が出資しているため、企業の信頼度・安定感の評価も非常に高い営業者だと言えます。
投資を検討されている方は、各地で行われてる無料参加が可能なクラウドクレジットのセミナーに参加してみるのも投資のきっかけになるかもしれませんね。
このページで紹介した業者
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