クラウドバンクの社長が交代した理由は行政処分?

案件の利回りが高く、運用期間が短期なことで投資上級者から投資初心者まで人気があるクラウドバンク。実は過去に2回の行政処分を受けており、その際にクラウドバンクの社長が交代しました。
交代の原因はやはり行政処分によるものなのか調べてみました。
クラウドバンク前社長の大前和徳とはどんな人物か

始めに前社長の大前和徳(おおまえかずのり)さんがどんな人物だったのか紹介します。
クラウドバンクの前社長である大前さんは、クラウドバンクに就任する前はSBIグループにてネット銀行設立プロジェクトをはじめ、幅広いネット金融事業に関わっており、2009年より金融ベンチャーにてソーシャルレンディングの事業を統括していた人物です。
さらに、「クラウドファンディングではじめる1万円投資」という本の著者として有名で、私もクラウドファンディングについて勉強する時には、大前さんの本をよく利用していました。
なぜ社長交代をしたのか?その理由とは?

次に、なぜクラウドバンクの社長を交代したのかについて。それは、一番最初に受けた行政処分が理由として挙げられます。
クラウドバンクが最初に受けた行政処分の内容は2つあり、その内の1つは、取引きデータの取り込みが遅れたまま顧客の預かり金残高を正確に把握できずに、適切な分別管理ができていなかったこと。
そして2つ目は、業務拡大にシステムが追いつかず、間違った取引残高報告書が発行されたことで、一部の顧客に対して預かり金の情報が不正確なまま伝えられてしまったのです。
この2つの理由により、クラウドバンクは行政処分の勧告を言い渡されました。そして、一時的に営業停止となったのです。
この行政処分が理由で、大前さんは責任を取るため、クラウドバンクの社長の座を現社長である橋村純(はしむらじゅん)さんに託し、クラウドバンク社長を退任しました。
現在大前さんがどんなことをしているのか分かっていません。ですが、融資型クラウドファンディングの本を出版するほど、クラウドファンディングやその仕組みについて詳しい方です。もしかしたら、他の場でその才能を発揮し活躍されているのかもしれませんね。
行政処分後に社長交代した橋村社長の心境は?

前社長の後を継いだ橋村社長はその後、クラウドバンクが営業停止の原因となったシステムを改善。クラウドバンクは再び営業を開始することができました。
しかし正直な話しとして、行政処分を受けた後の一番大変なタイミングで入社したことを橋村社長はどのように思っていたのでしょうか。そのことについてのインタビューがあったので、橋村社長がどう答えたのか見てみましょう。
弊社は2015年に行政処分を受けましたが、その立て直しのタイミングで入社したことで、先入観を持たず、また、部署部門に捕らわれずに一番全体を見渡せる業務を行っていたのが自分でした。そのような背景からゼロベースでどこに問題があったのか、何を改善すべきか分かるという幅広い目線を持っていたことも大きく影響していると感じます。
立て直すタイミングでの入社だったからこそ、改善すべき点がわかったと言う橋村社長。社長にとって行政処分後の入社したタイミングは、悪い方ではなく良いタイミングだったことがインタビューの回答を見てわかります。
また、橋村社長がクラウドバンクの社長に就いて、二度目の行政処分を受けてしまいましたが、再発防止策を着実に実施していくと公式サイトで発表。それから早い段階で解決し、現在でもクラウドバンクはクラウドファンディング人気サイトの1つです。これから橋村社長がどのようにクラウドバンクを変えていき、活躍していくのか楽しみですね。
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