クラウドバンクが怪しい!?一体なにが理由なのか調査しました!

インターネットでクラウドバンクと検索した時、「怪しい」というワードが一緒に出てくることはありませんか? 実は今、クラウドバンクの検索結果で出てくるサイトにはクラウドバンクが怪しいという内容のものが上位にあります。
なぜクラウドバンクが怪しいという内容のサイトが多いのか、その原因と理由を調べてみました。
もくじ
なにが理由でクラウドバンクは怪しいと言われているの?

まず始めに、クラウドバンクが怪しいと色々なサイトで取り上げられた理由が、2015年6月に行政処分の勧告がクラウドバンクに言い渡されたことでした。 その処分の結果、クラウドバンクは業務停止になったのです。
なぜ行政処分の勧告が言い渡され、業務停止に至ったのか、その理由は2つあります。
1、業務拡大にシステムが追いつかず、取引データの取り込みが遅れたまま顧客預かり金残高を正確に把握できずに、適切な分別管理ができていなかったこと。
2、1つ目の業務拡大にシステムや取引データの遅れがあったことにより、間違った取引残高報告書が発行された。 よって、一部の顧客に対して預かり金の情報が不正確なまま伝えられたこと。
上記2つの理由により、クラウドバンクは行政処分の勧告を言い渡され、一時的にではありますが営業停止となりました。
このことでクラウドバンクの利用者、またはこれから利用しようとしていた人たちの間でクラウドバンクは「怪しい」のではないかと不信感を持ったのではないでしょうか。
しかしその後、クラウドバンクは営業停止の原因となったシステムを改善し、その対応が利用者に伝わり、クラウドバンクを利用する人も増えていきました。
二度目の行政処分の勧告!?

一度、行政処分を受けたクラウドバンクですが、なんと2017年6月に二度目の行政処分の勧告が言い渡されました。
二度目はなにが原因で行政処分を勧告されたのでしょうか。調べてみると二度目も2つの原因がありました。
1、投資家にはメザニンローン(不動産融資の形態の1つ)への融資とサイト上に表記していたにも関わらず、実際には返済優先度がさらに低いエクイティ(自己資金)にも資金を利用する仕組みと謳っていたこと。
2、「手数料還元お客様キャンペーン」や「営業者報酬の一部を皆さまに還元することで、特別目標利回り6.5%でご提供します」と投資家にとっては嬉しい手数料還元キャンペーンを広告に挙げていた。 しかし、実際には期間内になっても還元されることがなく、還元されたのはキャンペーンが始まって3年後だった。
クラウドバンク曰く、上記の2つは期限が過ぎてしまってからではあるが、対応したとの趣旨を記載していました。でも、約束していた期限を過ぎての対応はやはり良い印象を持ちません。
そして、二度目の行政処分で業務改善命令を受けたクラウドバンクは、再発防止策を着実に実施していくと公式サイトの新着情報にコメントを発表しました。
二度目に受けた行政処分で対応が遅れたことと一度目の業務停止のこともあり、さらに利用者に不信感を抱かせてしまったと思います。
今後このようなことがないように、クラウドバンクもしっかりと対策をとってくれることを期待しましょう。
二度も行政処分を言い渡されて詐欺の疑いはなかったの?

確かに行政処分を二度も受け、さらに一度は業務停止になったことにより「詐欺の可能性はないの?大丈夫?」と不安に思ってしまうかもしれません。
ですが、クラウドバンクが詐欺を働いている可能性は低いと思われます。
なぜなら詐欺の疑いがあれば、行政処分で業務停止や二度目の処分を受けた時も、永久に業務の停止(サイトの閉鎖)という処分が下されるはずだからです。
実際にサイトは閉鎖になっていないため、クラウドバンクは詐欺の可能性が低いということが言えるでしょう。
しかし詐欺という疑いや不安が今取り除けても、投資には他にも気をつけるべきポイントがあります。それはリスクです。投資には高利回りや少額投資など様々なメリットがあるように、同時にリスクが必ずついて来るものです。
そのリスクについてを次の項目で紹介していきましょう。
気をつけるべきリスクと対策とは?

では最後にリスクについてとその対策も一緒に見ていきましょう。
クラウドバンクに限らず、投資型クラウドファンディングを利用するにあたって最大のリスクと言えば貸し倒れです。
今のところクラウドバンクでは貸し倒れは発生していないようですが、過去に償還遅延のトラブルを起こしています。 償還遅延とは借り手企業が期間内に投資家に返済が遅れているまたは出来ないというリスクなのです。
この場合は投資家と借り手企業の仲介役としてクラウドバンクが、返済の回収や返済するように借り手企業に催促を行ったりします。
それでも返済回収が進まない場合は、債権(お金を回収出来る権利)は債権回収会社に移り、クラウドバンクの代わりに回収をすることになっているのです。
その結果、クラウドバンクは投資金額の回収に成功し事なきを得ているようです。 しかし回収が上手くいかなかった場合は、投資型クラウドファンディング最大のリスクである貸し倒れに繋がる恐れがありました。
リスクの対策方法とは
上記のようにこれから先も、絶対に貸し倒れが起こらないとは言えません。
ではどのような対策をしていくのか、それは貸し倒れリスクに一番最適な対策である、少額の投資ができる少額投資と投資先を分ける分散投資を行うことです。
投資先を分けてさらに少額で投資をすれば、投資先が期間内に返済が出来ないといった場合や返済が不可能な状況になってしまった時にリスクが軽減されます。
リスクは軽減されることは出来ても、リスクそのものがなくなるわけではないので、それをよく理解した上で投資活動をしましょう。
クラウドバンクがなぜ怪しいと調べられてきたのか、その理由は行政処分を二度も勧告されてしまったこと。
そしてそのことに不安と不信感を持ってしまった人たちが、詐欺の可能性もあるんじゃないか?と思っていたことや、過去に償還遅延のトラブルを起こしてしまったことが推測できます。
私はこれだけの理由を見てしまうと、利用者や投資に通ずる人たちの信頼を得るのは難しいのでは?と思っていました。
しかし、クラウドバンクは2017年6月15日にシステム・サーバ増強のためのメンテナンスを実行しています。 サーバーの増強とは人員、または設備などを増やし働きを強化するものです。
このことから読み取れることは、行政処分を二度に渡り受けているクラウドバンクですが、それでも利用しようと思っている人が多いということなのでしょう。
確かにクラウドバンクは投資型クラウドファンディング業者の中でも、1万円から少額投資ができ、運用期間も短く利回りもいいので利用しやすいと感じる業者です。
そしてその中にはクラウドバンクを信頼している人が少なからずいると思います。
今後、信頼してくれて利用してくれる人たちに不安な気持ちや不信感を抱かせないように、これからもクラウドバンクには頑張っていただきたいですね。
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